◆平成23年11月(初入札会)号

 いってまいりました初入札会!!
 今年は昨年よりも11日も早い11月23日の福岡から入札会が開催されました。

 出品枚数は・・・、

 佐賀 1億6,000万枚
 福岡    9,400万枚。
 熊本    3,200万枚。

 九州一回りでも、たったの2億8600万枚です。
 昨年の初入札会は5億8000万枚だったことを思うと、もの凄い減産です。

 いやはや、半分以下です。。。

 11月の高水温と降雨による低比重(河口付近の塩分濃度が低い)ために、
 海苔網の管理に漁家も、大変な苦戦を強いられたようです。

 ただ、今年はスタートが早かったこともあり、年内にあと2回の計3回入札会があります。
 (昨年は年内に2回だけ)

 これから、どれだけ挽回できるのか?
 昨年の九州有明の12月末の累計生産量は、14億枚もあったわけですから、
 これに近い生産量にまで挽回するのは至難の業です。

 安芸郷も、今回は思うほど十分な買付ができず、 
 頑固おやじもイライラしていてちょっと怖ぁ〜い(笑) 

 年明けには、網を新たに貼り替えての一番摘みが出品されますので、
 ここが勝負どころになりそうです。
 

                                ↑の写真右側の手前が頑固親父です(^^;)
  
◆平成23年11月号
 さて、いよいよ新海苔シーズン到来です!

 福岡有明海地区の採苗(種付け)は、
 10月14日からに行われ、19日にはほぼ全域で終了しました。

 水温も平年より、0.7℃低め。
 海の栄養状態も良好で、芽イタミもなく順調なスタートを切っていました。

 佐賀も、17日には無事、種付けが終了しており、
 順調な芽付きになったようです。



 ところが、10月下旬まで順調だった海苔の生育ですが、
 その後、水温が下がらず11月10日くらいまで、21℃台で推移して横ばい。

 そのため、一部では"芽流れ"がおきるという事態に・・・。

 水温が下がらないと病害を防ぐために、海苔網を高吊りしなければならないので、
 海苔芽の生長も思うように伸びません。

 海の栄養状態は良いのに、とにかく海水温が思うように下がらないことで、
 だんだん雲行きが怪しくなってきてます。

 この11月10日頃では、平年よりも 2℃も海水温が高いという状況です。


 23日からは、有明海苔の初入札会がスタートとなりますので、
 15日からは、一部の摘採が始まっています。

 どんな海苔になっているかドキドキです。
◆平成22年12月号
 いってまいりました初入札会!!
 12月4日の佐賀を皮切りに九州の入札会が開催されました。

 出品枚数は、 なんと!

  佐賀 2億7,000万枚
  福岡 1億7000万枚。
  熊本 1億4000万枚。

種付けが遅れたものの、入札会日程が後ろにズレたため、摘採期間が長かった。
しかも海況も良く芽伸びも順調だったことが、結果として大幅に上場枚数を増やしました。

1番摘みらしい、ややくもった、穴あきの海苔が多かったのですが、
有明らしい「旨さ」は「絶品」でした。

あまりの出品の多さに、

各浜の見付け(海苔を見て入札価格を値踏みすること)では、腰と背中がチョー痛くなります。
でもご安心ください。 シッカリ極上品を買付けておりま〜す(^^)



 
◆平成22年11月号
 福岡有明海地区の採苗(種付け)は
 この10月23日に行われ、海況調査では、

 やや栄養塩が少なかったようですが、
 順調な芽付きになったようです。

 海苔網に、あまり多くの種が付きすぎても、
 美味しい海苔ができませんので、適度にってところが難しいんです。

 24日から25日には適度の雨がふり、
 26日には水温が19℃から20℃とやや冷え込んだため、
 漁家は「今年の秋芽は出来が良くなりそうだ」と語っています。

 うふふ(*^_^*)

 しかし、前回お伝えした通り、
 種付け解禁が例年よりは遅かったので、
 新のりの初入札会は12月5日頃にズレこんでしまいそうです。

(追加経過報告)2010/11/15

 佐賀ではこのところ、水温が15℃から16℃で
 推移しており、やや海苔芽の伸びが鈍いようです。

 今週末から週明けにかけて小潮時にあたり、
 この時期が、秋芽生産の豊不作、出来不出来を見通す重要な時期になります。

 ふぅ・・・

 ドキドキの週末になりそうです。

 
◆平成22年10月号
 今年は、ほんとに猛暑で、しかもこの秋頃に有明地区には台風も上陸しませんでした。

 9月下旬には、佐賀県沖の有明海でノリ養殖用の網を張る支柱立てが本格化しましたが、
 猛暑で海水温が高く、作業は平年より約2週間ほど遅いという状況です。

 現在の水温は23.9度ほどで、
 23度台以下とされる「海苔種付け」の適水温より高いのです。
 (海苔の胞子は海水温度が23度以下に下がらないとカキ殻から出てきません)

 種付け解禁が最も遅かったのは2007年時で、10月25日でした。
 そうです、九州での初入札会が12月にまでズレた年です。

 今年の種付け解禁は、佐賀が22日、福岡が23日で決定しましたので、
 どうやら、初入札会が12月になるのではないかと・・・。

 でも漁協によると「栄養塩は平年並み以上で、比重も安定している。
 ここ数日は涼しくなってきたので、水温が下がるのを待ちたい」と話しています。

 スタートが遅れ、漁期が短くなる不安はありますが、海の栄養状態は良さそうです。
 なにせ、海苔は海任せ、自然任せ。ここは期待を持ってじっと待つのみです。 
 
◆平成21年11月号
 さて、いよいよ新海苔シーズン到来です。

 10月18日には佐賀、19日は福岡で、採苗(海苔のタネ付け)がスタートしています。
 ここまで順調な生育を見せており、海苔芽のイタミもなく、海の栄養状態も良いようです。

 フフフ順調、順調!!

 この9日から13日にかえての小潮が一つの山場になりそうな時期でしたから、ちょっと安心!!
 
◆平成20年12月号

 このたび、佐賀県有明海地区の採苗(海苔のタネ付け)が
 11月15日より解禁となって行なわれ、17日には福岡有明海地
 区も一斉におこなわれました。

 昨年は海水温が下がらず、遅れに遅れて25日だったことを思
 うと今年は、順調な滑り出しと言えます(^^)

 状態を顕微鏡で確認しながら、
 胞子の殻胞子(タネ)を厚くもなく薄くもなく
 網に付ける作業は、海苔作りの第一の難関といえます。


 当日は快晴。
 海水温度も適水温で非常に海の状態は良く日射量も多いの
 で、タネの放出も良いのではないかと見られていました。

 唯一の心配は、
 今年は「台風」が全然きていないことでした。

 大型台風での被害は困るのですが、適度に海が掻き混ぜら
 れないと海の栄養状態が心配になります。

 少し経った11月20日時点では、
 適正からやや厚めに海苔芽が付いており、目立った「芽イタミ」も無し。順調!順調!(^_^)

 佐賀県有明海地区の育苗状態は順調にすすみました。
 海苔網に付着した海苔の胞子は、網にしっかり掴まり生長を始めます。
 この時期を「育苗」と言います。

 生産者はこの頃(育苗期)に一番神経を使うといいます。

 この時期は年によっては残暑があったり、気温、水温とも甚だ不安定の上、
 海も急激な変化が起こりやすい時期だからです。

 これらを乗り越えて初めておいしい海苔が作れるのです(^^)



 そして・・・

 ついに!
 佐賀有明地区では11月15日から海苔の摘採が始まり、17日から本格的に全域ではじまりました。

 小穴の空いた一番摘み海苔らしい味のあるものになりそう(^_^)
 11月25日より福岡を皮切りに九州の入札会が開催されました。

 出品枚数は、福岡 8900万枚・佐賀 1億8700万枚


 枚数は昨年に及びませんが、昨年は12月中旬からスタートという異例の遅れを考えれば、
 ホッとしたといった感じです。

 味がもう一つといった意見もありましたが、昨年は海が遅れたにも関わらず、
 極めて異例といえるほどの品質であったわけですし、やはり有明らしい「旨さ」は「逸品」でした。
◆平成19年11月号
  先月もお知らせしておりましたとおり、今年は「採苗」が遅れに遅れておりました。
  もう、さとこは、心配で心配でたまりませんでした(ーー;)

  ですがやっと! 福岡有明地区の採苗が先週の27日に始まりました。

  やや風が強い中でしたが、水温は21.6度と育苗には特に問題ない水温でした。
  熊本は25日から始まっており、佐賀は25日には、ほぼ終了した状況でした。

  5年前には、
  「10月7日頃をめどに採苗が行われます」ってメルマガで紹介していたことを思うと、
  ほんとに今年は「海が遅れている」と実感します。
  安芸郷の海苔は、国産100%ですから、この時期の産地の海況には本当に
  心配させられます。ともかく、今年も無事に採苗ができたので、あとは、
  海の神様に祈るばかりです(^_^;) 

  畑やビニールハウスとかと違って、海苔の場合、海苔の種(胞子)を網に付けて、
  海の中に張ったあとは、あとはもう、完全に自然まかせです。海苔は、まさに
  海の恵そのものです。


◆平成19年10月号
  九州有明地区ではこの10月中旬をめどに採苗(さいびょう)<海苔の種付け>が、
  行われます。10月に入り水温が22〜23度になると、カキ殻から殻胞子(タネ)が
  放出されるのですが、簡単にご説明すると。

   1.海苔の胞子を、十分に熟れたカキ殻を一枚一枚、竹に付けた袋、
     通称「落下傘」に入れます。 海苔の種は乾くと死んでしまうので、
     大勢の人で種ガキが乾かないうちにすばやく袋に入れます。

   2.カキ殻の入った「落下傘」を付けた網を一斉に漁場に張り込みます。

   3.海水につかって、朝日があたるとカキ殻から、海苔の胞子がでて
     海苔網に付着します。
     ちなみに海苔網の大きさは、長さ18m・幅1.8mあります。海上で行う
     ほかに室内で行う場合もあります。

  この採苗を、いつ頃行うかは、九州有明地区4県の研究機関が
  水温や潮時など海況を充分に検討協議します。が、しかし・・・・

  今年は、なかなか採苗の日程が決まらないんです(ーー;)
  理由は、海水温が、平年より2℃以上も高いからなんです。
  この時期の産地の海況にはハラハラ、ドキドキです(>_<)
  神様、仏様、海苔神様!
  無事に採苗ができることを祈っておりますので、
  どうかどうか美味しい一番摘み海苔をお恵み下さいという感じです(^_^;)


◆平成18年11月号
  11月の5日から6日にかけて、
  福岡、佐賀有明では、海苔の摘採がスタートしました。

  雨が少ないこともあって、海の栄養状態が日に日に悪くなってきており、
  ちょっと(本当はかなり)心配でしたが、

  今までのところは、ちょっと表面が日焼けしたような感じに見えますが、
  味のある柔らかいサックサックとした口どけの良い海苔が多いようです。

  9日から小潮に入りますので、ちょっと心配な時期ですが、
  水温も下がってきており、今のところは、海の栄養状態も安定してきているようです。

  こうやって海の状態に、気持ちを左右される毎日ですが
  これも、海苔は自然の産物なので、仕方がないことです(^_^;)
 
  海苔は、まさに天然の産物。だからこそ無添加で!自然そのもの!なんです。


  もちろん農薬も使ってません。 どころか、肥料もあげてません。人間の手も加わってません。
  やってるのは、海苔の種を海にまき、あとは見守るのみ。収穫は結構大変な力仕事です^^;
  自然のまま、海の滋養をたっぷり吸収して成長するからこそ、
  身体にとっても良いまさに健康食品といえる「海苔」が収穫できるんです。
  

  そして、14日現在、有明地区では 
  「一番摘み海苔」の格付検査の真っ最中です。

  赤腐れ病への懸念から、海苔網が、やや高めになっていたこともあり、
  よく「干出」が効いて、ちょっと赤っぽい色芽ですが、そのぶん味のある海苔が多いようです(^^)

    「日干」とは・・・ 潮の干満差を利用して海苔網を海につけたり、
             乾燥させたりを繰り返すことです。

  海苔は、
  このように「干出」という乾燥させる工程を加えるほうが美味しくなるんです(^^)




  さらに日は進んで、
  21日より3日間にわたって九州地区の初入札会が開催されました。

  昨年まであった、柳川大川と大和高田が合併されたため、
  4日間あった日程がことしは3日間でした。

  出品枚数は、

佐賀有明
福岡
熊本 
25400万枚
15500万枚
 4000万枚

  海水の高水温と、赤ぐされ病対策で海苔網が高吊されていたため
  ちょっと赤芽の海苔が多かったです。

  それでもさすが、九州の海苔は草質も柔らかく、味のある海苔が多かったです。
  最高値は130円/枚!!という銘柄がありました。 1枚ですよ!1枚が130円です!

  ちなみに福岡は合併したため、口数が1300を超えていました。
  1300種類もの銘柄をわずか3時間で目利きして、値段をいれなければなりません。

  すごく疲れます。メチャクチャ集中力がいります。
  腰と背中がチョー痛くなります。足は棒のようです。でもご安心ください。シッカリ買付けておりま〜す(^^)


  

◆平成18年10月号
  海苔の最大産地の九州は有明海。
  海苔の種付けがスタートを切ってから18日現在、
  熊本、福岡、佐賀ともに 肉眼で確認できるくらいに生長してきてます。

  ただ、15日の小潮の時期にも雨がなく、
  しばらく降雨が期待できない状況ですので、油断できません。
  福岡では、矢部川の河川水の流量を増やしてもらうよう
  県に要望を出す事態になっているようです。

  海苔は河口付近で養殖されるのですが、
  野菜や果物みたいに、 肥料をあげたりできないので、
  河から運ばれる栄養はとっても重要なのです。

  まさに、海を畑に、完全自然農法で育てているようなものです。

  海苔は、食物繊維に、ビタミン、ミネラルと
  まさに、海の野菜 の面目どおりの素晴らしい食材ですが
  その育て方も、まさに自然の恵みだけに頼った、とってもヘルシーなものといえます

  だから、美味しくて元気な海苔が育つように、雨も降らないのでは困るんです。
  といっても、あんまり雨が多いのも困りますので、
  欲をいえば、この小潮の時期に1回、30mmくらいの雨が降ってくれるとサイコーなんです^^;

  30mmといっても、1日の雨量でですよ。
  1時間に30mm降ったら、大雨注意報が発令されます(^_^;)
  1時間に50mmを越えたら、大雨警報です...^^;
  だから1日に30mmぐらいのが降ると、ベストなんです!

  なんちゃって!都合よくいかないかな〜。
  自然の恵み頼りっていうのは、本当に気を揉みます^^;

  
◆平成17年11月号
  海苔の最大産地の九州は有明では、
  10月5日頃に採苗(海苔網への種付け)が始まりました。

  大潮から小潮に向かう時期なので、順調になると見られていましたが・・・

  10/17日頃の調査によると、海苔網への”芽付き”が全体的に薄いうえに、
  とにかく降雨量が少なく、海の栄養状態が日に日に悪化するという状況でした。

  海苔は味のあるものになりそうだという良い見方もあったのですが、

  なにしろ、雨が降らない。
  ほんとに、降らない。

  24日頃になると、海苔芽に色落ちが見られはじめた地区もあり、
  自体はかなり深刻に...

  さらに、海の栄養状態は悪化傾向に・・・
  福岡有明地区では、秋の生産に見切りをつけようか?
  なんて話まで出てきて。。。
  いったいどうなるんだろう・・・と、思っていた矢先、


  おおー! ついに 神風!!
  じゃない。 雨!! まさに神雨!!

  11月5日から6日にかけてのことでしたが、
  九州有明地区も、これで海況が好転しそうです。
  本当に本当にほっとしました(^^)

 

◆平成16年1月号
  新海苔シーズン真っ最中となりました(~o~)

  しかし。。。。。

  有明湾に限っては海水温が高かったために、アカ腐れ病などが見られ、
  また、その対策として海苔網を高く吊るためにさらに海苔の生長が遅れるという悪循環。

  11月末までの生産量は例年の半作以下という状況となってしまいました。

  でも、網を高吊りしたために、味と言う点では“甘み”のある海苔が採れていますので、
  一番摘みならではの「甘み」と歯切れ・口どけのある海苔が数量はすくないのですが、
  仕入れができました!

  なお、12月3日から海苔網もすべて張り替えられ、また新たな海苔網での生産となっています。

  海の栄養状態は良好で、海水温も下がり、今度は量的にもかなり期待できると言う状況のなか、
  いよいよ張替え後の海苔の摘採がはじまって。。。。

  そうとう良いです。 ( ̄ー ̄)フフフ

  色・艶・味どれをとっても・・・
  すごぉぉぉぉぉぉぉぉく良い!!!

  12月20日からの入札会では、
  ”一番摘み”らしい甘味のあるドロっとした海苔が(わかりますかね、この感じ^^;)
  しっっっっかり仕入れできております。お楽しみに(^^)!


◆平成14年11月号
海苔の養殖は漁業権の関係もあって漁師さんしかできません。漁師さんが造った海苔は各産地の漁業組合に集められて入札となります。つまり海苔も相場物なんです。九州の場合、←の写真の「佐賀共販センター」という、体育館のような広い場所で、1000種類!以上の見本が出品されます。

さて、この11月17日より4日間にわたって、九州地区の初入札会が開催されました。今年は、雨とシケと寒気に恵まれて、健全な養殖海況となりました。そう、恵まれてなんですよ^^; おやっと思われましたか?
雨が降ると川から滋養分が海に流れこんできますし、シケると海が荒れて海水が撹拌されるんで、栄養やプランクトンの偏りがなくなるんです。

 そして、きちんと寒くなってくれると、プランクトンの異常発生が抑えられるので、プランクトンに栄養を盗られないで、海苔が十分栄養吸収できるというわけです。
 と、このように、雨・シケ・寒気に恵まれた今年は、病害も少なく、なんと合計で52000万枚も出品されました。昨年比で142%(1.4倍)です。 ホッっと一安心(^^)。ちょっと水っぽい(味が薄い)感じのものが見受けられ、気になりましたが、品質的にもそろっていて色もあります。「旨い海苔」 をしっかりと買い付けしてきました。
 産地によってはもうすでに3番摘みを摘んでおり、網を張り替えて次の一番摘みが出品されるまでは弊社も買い付けはちょっとお休みです。漁家の話によると、これだけ“秋芽”が順調だと海の栄養塩はどんどん減ってしまうので、次の網を張り替えての生産は少し気がかりです。以上、頑固親父殿よりでした(さとこ代筆)

■これが「入札手板」と呼ばれるものです。

産地・等級・枚数が一覧になっていて、ここに符丁(暗号)で買付金額を書いておきます。

実際に入札の札を入れる時は、数字で、「10.56円」というように何銭単位まで書きます。


■このように、産地等級別に見本が出されます。

1000種類!以上の見本を3時間ぐらいで全部見ていき、手板に符丁(暗号)で買付金額を書いていきます。

(初登場) 頑固親父の背広姿!

買付金額の符丁を書いている頑固親父です^^;

■ちなみに、入札ですので、当然一番高い値段をつけた人がその銘柄を買うことができます。 
  というより買わなければならなくなります。したがって「買いすぎ」て「ドボンする」ということにならないよ
  うにすごく神経を使います。「ドボンする」なんて面白い言い方ですよネ。 でも買い付けにきた商社の
  人はこんな言い方を笑いながらしてます。でもたしかに買いたければ、他の人よりどんどん高い値段を
  付ければいいだけなのですが、そんなことすると、あっという間に「億単位」の仕入れ金額になってしま
  います。
  しかも、これがニコニコ現金払いですから青ざめますよね。
  買い付けにくる人達は一見みんな明るくヒョウヒョウとした人ばかりですが、すごい「相場師」で、仕事人
  って感じでした。(こんな怖いこと、さとこはできません^^;)


◆平成14年9月号
いよいよ新海苔の季節がやってまいります。
九州有明地区ではこの10月7日頃をめどに採苗(海苔の種付け)が行われます。10月に入り水温が22〜23度になるとカキ殻から殻胞子が放出されるのですが、簡単にご説明すると

1.
海苔の胞子が十分に熟れたカキ殻を一枚一枚竹に付けた袋(通称落下傘)に入れます。海苔の種は乾くと死んでしまうので、大勢の人で種ガキが乾かないうちにすばやく袋に入れます。

2.
カキ殻の入った「落下傘」を付けた網を一斉に漁場に張り込みます。

3.
海水につかって、朝日があたるとカキ殻から海苔の胞子がでて海苔網に付着します。

ちなみに海苔網の大きさは、長さ18m幅1.8mもあります。海上でおこなうほかに室内で行う場合もあります。
 
 
 
九州有明地区4県の研究機関が水温や潮時など海況を充分に検討して、いつ採苗するかを協議します。その後の生産に大変な影響をおよぼすことと、さらに今年は諫早の前面堤防工事が全長約四・三キロにおよんで八月に着工され、基礎工事が進んでいるため動向が気がかりです。
◆平成14年2月号

 ■昨年は12月中旬以降、色落ち被害に見舞われた有明海の海苔生産ですが、本年は12月から1月
   の最漁期を終え、質・量ともに順調な生産推移となっています。12月中旬以降からの二期作めの、
   もう一つの初摘み海苔も、例年にないほど色ある海苔となっており「味があり、平成5年来のコクの
   ある海苔」となっております。今後は漁期の終わる3月までに中級品以下の生産となります。
   しかし、今季の有明海の海苔相場は、昨年とはうって変わり、近年にないほどの上質な海苔となっ
   たため、昨年の大変な相場の高騰から、さらに価格が高騰しているのが実情です。

  生産量累計 平均価格
平成12年度  162,194万枚 12.85円
平成13年度 254,224万枚 13.71円
  (九州地区 共販実績 平成14年1月末現在)
 ■産地状況:

   1.本年は「しけ」の日がおおく、12月中旬から1月上旬の水温が平年より低かった。
     さらに、曇天の日が多いなど、ケイ藻類のプランクトンの増殖を阻む要因が多かった。

   2.二期作めに網の張り込みに関しても、小潮から大潮への潮変わりという張り込みタイミングを
     考慮した統一行動をとるなど、漁場管理が異例といえるほど徹底しており、有明海の回復を願う
     生産漁家の一致団結した動きでした。

   3.プランクトン発生は本年も確認されていますが軽微で、しかも昨年大量発生したリゾソレニアとは
     種類の異なるキートロセスという小さい種 類だったため、良好な海の栄養状態が続いています。

     安芸郷ではすでに一番摘み海苔の買い付けは終了しております。上質な一番摘み海苔は昨年
     以上の大幅な産地価格の高騰となり、安芸郷でも品質維持のためには販売価格の値上げも視野
     にいれた買い付けに踏み切らざるを得なかったのが実状でございます。 海苔は相場物とは言え、
     これほど買い付けに苦慮した年もないというのが正直な思いでございます。

◆平成13年12月号

  12/15の段階で、全国的に海況に恵まれ“絶好調”とも言える水揚げ(生産)が続いています。有明地区
  でいえば生産量で前年同期比2.4倍の13億3000万枚!! 生産漁家による、漁場の集団管理などの
  生産姿勢は、昨年までとは大違いです。
  昨年の不作に起因した在庫不足を反映して、各地とも第1回の一番摘み入札会はたいへんな高値とな
  りました。安芸郷はこの一番摘みに限定して仕入れしているので、結構つらいです(;_;) 二番摘み以降
  の中級品は順調に生産も伸びて、平年相場なみに落ち着いてきてます。ちょと冷静さを取り戻したって
  とこでしょうか? 
  相場が高値推移となると、かなり頭に血が上るんですよ(^_^;)
  有明のりは年末から二期作目の一番摘み海苔の手入れが始まりますが昨年の大凶作のこともあり、
  不安です(-_-;)。 今のところは順調なようですが、今後1週間くらいの天候がカギになると思います。 
  ・・・12月19日 頑固親父執筆

    海苔匠安芸郷としましては、これからも、お値打ち価格での美味しい海苔をご提供できるように
    努力し続けます(頑)。ですが、なかなか難問が山積みですので、皆様のより一層のご愛顧を
    頂けますようお願い申しあげます。


◆平成13年11月号

  こんにちわ頑固親父です。昨年はご存知のとおり12月中旬以降、色落ちの被害に見舞われました。
  今季は10月4日〜5日にかけて各地で一斉に採苗(海に海苔網の張り込みをして海苔芽を網に定着
  させること)が開始されたのですが、研究機関および指導漁連とも潮時からみて一発で意見が一致し、
  全漁連とも統一行動をとるというのは異例のことで、有明海の回復を願う思いが無意識につながった
  と思いたくなる動きでした。水温はやや高めでしたが、採苗には最高の海況で、芽付きも非常に良く、
  同6日には60%の採苗が
  終わり、翌7日は全域で完了という珍しい採苗記録でした。
  その後、台風21号による雨の影響もなく、プランクトンもほとんど確認されることはありませんでした。

海況がこのまま推移すれば、味の良いものを中心に相当な期待がもてるという状況でした。10月下旬には一部病害が確認されましたが、極めて軽微なものでした。これは、赤潮の発生を防ぐために生産漁家が一致団結して、水質の浄化に専門家の指導を受けながら改善努力を春先から継続していたことが実を結んだと言えます。

11月3日ころから各地で摘菜(海苔網から海苔を摘み取る)がはじまり、病害の予防もかねて網を高吊りし(支柱に張っている網を高い位置にすること右写真)早期摘み取りに努めていたため非常に味の良いものが採れました。熊本地区では、高水温と断続的な雨により芽流れ(網から成長した海苔がちぎれてしまう)が発生して、生産量はそれほど伸びませんでした。

そしていよいよ初入札が...。11月16日の熊本漁連を皮切りに、柳川大川、大和高田、佐賀の順で始まりました。わたくしも意気揚揚として参加致しました。全体にやや赤芽(赤黒い色の海苔は美味しいのです)でしたが、味のある上質な海苔が出品されていました。昨年の大幅な減産で流通在庫が不足しているため、有明海新海苔相場は各産地とも最近の5年から10年来の最高値となりました!!。大和高田漁連では最高値100円/枚、佐賀漁連にいたっては122円/枚という6年ぶりの最高値でした。

今季の有明海の新海苔相場が見えたといえる価格でしたが、とりあえず品質と量という点では「良好な出足で、胸をなでおろした」という感じです。
今後の海況次第ではありますが、本当の意味で有明海の海苔の評価がされるのは、12月中旬以降にある二期作めの、もう一つの初摘み海苔で問われる事になると思います。しかしながら、価格的には今回の海苔相場からいって、上質な一番摘み海苔は昨年以上の大幅な産地価格の高騰は確定的と思われます。

↓昨年

作季の色落ちした海苔です。製品価値ゼロ。これはこのまま処分されました。
↓今年

黒色ですが、作季も新海苔は色落ちしてなかったので、安心はできません。
↓昨年

水中からの撮影です。いつもなら
黒じゅうたんのようになっています。
↓今年

黒じゅうたんをイメージさせます。新芽はこの段階から摘み始めます。
産地 H12年出品量  H12年平均価格  H13年出品量  H13年平均価格
熊本  4627万枚 13.63  1888万枚 17.35
柳川大川  3928万枚 10.78  5569万枚 16.70
大和高田  6239万枚 13.16  7034万枚 19.50
佐賀 12373万枚 14.61 20522万枚 18.53
  海苔匠安芸郷としましては、これからもお値打ち価格での美味しい海苔をご提供できるように努力し
  続けます(頑)。ですが、なかなか難問が山積みですので、皆様のより一層のご愛顧を頂けますよう
  お願い申しあげます。


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